Netatmoウェザーステーションの屋内用モジュールの電池を交換する際に、電池が取り出しにくいので分解してみた。内部のネジを緩めることで電池の取り出しやすさが改善した。
Netatmoウェザーステーション
気温、湿度、気圧、CO2濃度などが観測でき、自動で記録されるデバイスとして Netatomo Weather Station を使っている。今は正規代理店が日本になくなってしまったようだが、以前は正規販売店があり、いわゆる技適の問題もなかった。
いくつかモジュールを使っているが、円柱状の穴に単4電池を2本直列に入れるタイプの電池駆動のモジュールで奥に入れた電池を取り外しにくいものが少なからずあった。これまでは振動を与えて少しずつ奥の電池を出すようにしていたが、出てこない。仕方がないので、分解をしてみた。
分解手順
底の電池蓋をコインなどで外す
底の電池蓋を外すと、3つの六角星型のヘクサロビュラーねじ(トルクスねじ)がある。適合するドライバーがあれば簡単に取り外せる。
六角星型ねじのドライバとして使えるものは、手元には中国製の千円くらいで買ったドライバーとビットのセットしかなく、それを使ったが、適合するねじは、そのセットの表示では6Hになっている。きちんと調べていないがトルクスネジとしては T6 に該当すると思う。
また、上記の写真は内部のネジを調整した後に撮影したので、電池が少し上に出て、取り出せるようになっている。
外側のケースを取り除く
内部のものには2個のプラスネジがあり、それで電池ボックスが固定されている。
次の写真では1個だけ赤丸で示してある。2個のネジの締め具合を調整することで、単4電池を取り出しやすくできる(はず)。
内部の状態
電池の取り出しやすさとは関係がないが、プラスネジ2個とも外して分解すると以下のようになっていた。
また、反対側を見ると次のようになっている。写真の上方に斜めになっていて、穴が開いている細長い銀色のものはCO2センサーと思われる。
今後
とりあえず、Netatmoのサービスも継続しており、デバイスも動作しているので、Netatmoをしばらくは使っていくようにしたい。ただ、デバイスが故障などが起きた場合には現在は並行輸入品しか入手できなくなっているのでやっかいである。
現時点では日本での正式な販売はされていないようであるが、Xiaomiなどから無線でデータ収集ができる観測用のデバイスなどが出ているようなので、将来はそのようなものに切り替えることも必要になるかもしれない。ただ、雨量センサーや風向風速計などはまだXiaomiからは出ていないようである。