EaseUS Todo Backup Freeでドライブのクローンを作ったらVSS で失敗するようになった

EaseUS Todo Backup Freeを使ってドライブのクローンをしたら、Volume Shadow copy Serivce (VSS) で失敗するようになった。VSSが再び機能するようにするために、gdiskを利用してパーティションの名前を変更する必要があり結構面倒であった。

背景

手元のパソコンのSSDとHDDが容量不足になってきたので、大きな容量のSSDとHDDに置き換えることにした。

元のSSDにはCドライブが含まれており、元のHDDには、DドライブとGドライブが含まれていた。

まず、HDDのクローンをして、Dドライブを拡張しようと思った。最初は、インストールされている手元の Acronis True Image 2016を使ってクローンを作成しようとしたが、最後のパーティションであるGドライブしか拡張できない。Dドライブの拡張ができない。

手っ取り早く処理したかったので、すぐにダウンロードできるEaseUS Todo Backup Freeを使ってみることにした。しかし、これが結果的には失敗であった。

EaseUS Todo Backup Freeは、クローン時にパーティションの容量を設定できて、機能的には満足のいくものであった。HDDのクローンとDドライブの拡張は問題なくできた。

そこで、SSDも EaseUS Todo Backup Free でクローンを作成することにした。SSDのクローン作成は問題なくできたが、結果的にはこれも失敗であった。

新しいHDDとSSDに順に交換したところ、再起動して基本的には問題なかった。

Microsoft365 の Office のライセンス認証がおかしくなったが、サインインしなおすことで大丈夫になり、うまくSSDとHDDの交換ができたものと考えていた。

問題発生

Acronis True Image を使ってバックアップをしているが、SSDとHDDの交換後は、バックアップに失敗するようになった。

ログをみると VSS がリトライを繰り返して、最終的に失敗していることがわかった。メールで送られたログの最後は次のようになっていた。

調査

Webを検索して調べてみたがなかなか原因や問題の解決策がわからなかった。

Acronis の VSS のトラブルシューティング ガイド に記載の Acronis VSS Doctor  を実行することで、VSSで利用している XML ファイルに不正な文字が含まれていることが問題であることが明確になった。

その後、調査を続け、次の記事をみてやっと原因と解決策がわかった。

https://community.acer.com/en/discussion/423276/volume-shadow-copy-error-after-moving-to-msata-ssd-on-r7-572

この記事には、別スレッドを見てわかったというようなことが書いてあるが、情報元が何であるかははっきりしない。

原因

EaseUS Todo Backup Freeによってパーティションの名前が変更され、その名前にVSSが処理できない不正な文字が含まれているためにVSSが失敗していた。

パーティション名は、ドライブの名前とは異なり、Windows の Explorerからははっきりわからない。

解決策

前述の記事から、SourceForge にある、GPT fdisk utilityを使って、パーティション名を変更すれば良いことがわかった。

GPT fdisk utility の zipファイルをダウンロードして、展開し、gdisk32 もしくは gdisk64 を管理者モードのコマンドプロンプトもしくは PowerShellから起動する。

最初に disk 番号が尋ねられるので、最初のSSD(もしくはHDD)ドライブなら 0: を入力する。次のドライブなら 1: のようだ。

GPT fdisk utility がコマンドを受け付けるようになるので、i を入力すると、パーティションの情報が得られる。

EaseUS Todo Backup Freeでクローンしたらドライブのパーティションは見るからに不正な文字の連続となっていることが多い。

もっとも、ASCIIっぽい文字の連続になっているパーティションがあったが、それも変更しておいた方が良いと思われる。手元の環境では、ASCIIっぽい文字の連続をそのままにしておいたら、VSSのエラーが解消されなかった。ASCIIっぽい文字の連続も変更したらVSSのエラーが解消された。もっとも、Acronis True Image のバックアップ設定はやり直す必要があった。

VSSのエラーを解消するためには、GPT fdisk utility の c コマンドでパーティション名を変更していくが、わかりづらい。

まず、パーティションを数字で指定しなければならない。数字の範囲は示されるので、それらのすべてを順に処理した方が良いと思う。

数字の後には、変更後のパーティション名を指定する。何にすればよいかわからなかったので、他の正常に動作しているパソコンで見たところ、Microsoft reserved partition、Basic data partition などとなっていた。

そこで、パーティションの種類に応じて、EFI system partition とか 、Basic data partition などに変更した。

cコマンドで名前を変更しただけでは、ドライブに反映されていない。wコマンドで書き込む必要がある。

その後

EaseUS Todo Backup Freeは使いやすいソフトウェアであると思うが、問題が発生したので、有料版を購入することなく、速攻でシステムからアンインストールした。

EaseUSの製品を使ってバックアップすればVSSの問題は発生しないのかもしれないが、他社製品でエラーが発生するようにすることで購入を誘導しようとしているように感じた。

EaseUS の Q&A も他社製品の問題というようなことしか書いてない。本当に前述の記事のような原因がわかっていないなら技術力不足であると思うし、もしもそうでないなら不誠実という感じを受けた。