Lolin (WeMos) D1 mini Dual Base Holderの改善

Lolin (WeMos) D1 mini Dual Base Holderの作成に書いたように、MH-ET LIVE MiniKit for ESP32 を WeMos D1 Mini Dual Base 上で使っているが、何かの拍子に他のものに裏面の端子が触れてしまい、逆接保護用ダイオードが破損してしまうことが起きたようで、動作しなくなったので、同様のことが起きないように少なくとも裏面を保護して絶縁するためのホルダーを3Dプリンタで作成した。

Lolin (WeMos) D1 mini Dual Base Holderの作成で作成したモデルには無駄な部分があったので、単純化するように3Dモデルを少し手直しした。重複する部分が少なくなるようにモデルを修正した(ver.1.4)。

作成したモデル

表側

裏側

3Dモデルの構造

底面と側面からなる桝形のホルダー部分を生成し、それにDual Base基板を支えるパッド部分と基板が外れないようにするラッチ部分、加えて名称とバージョン番号を示す凹形状を底につけるようにしている。名称とバージョン番号は浅く凹になっているだけなので3Dプリンタで出力してもあまり鮮明には見えない。バージョンの確認をしたい場合に区別できれば良いという程度のいい加減さになっている。

  • D1 mini Dual Base ホルダー (ver.1.4)
    • 桝形部分
      • 角丸直方体
      • 直方体の穴
    • パッド部分
      • 角丸直方体4個
    • ラッチ部分
      • 1mmの出っ張りを持った長い三角柱
      • 0.5mmの出っ張りを持った短い三角柱2個
    • バージョン番号
      • 文字列の穴(底面に凹形状を作る)

Dual Base基板をホルダーに嵌めるには、長い出っ張り側の下に基板を入れ、短い出っ張り部分の上にあることになる基板を上から力をかけて押して嵌める必要がある。前の記事に書いたようにDual Base基板をホルダーから取り外すことは考慮していない。

Tinkercad

STLやOBJファイルよりも操作可能なモデルの方が手直ししやすいであろうし、ブログに張り付ける手間も省けるので、以下のTinkercadのサイトからアクセスできるようにした。ただし、ダウンロードするためにはTinkercadにログインする必要がある。

https://www.tinkercad.com/things/aGdWzgTw5EH

STLファイルのエラー

ちなみにTinkercadからエクスポートしたSTLファイルを手元のFlashForgeの3Dプリンタ用のFlashPrintに読み込ませるとエラーが出る。修復もしくは無視を選択すれば使えるが、エラーが出るのが気持ち悪い。無視してもスライサーではエラーは出ず、3Dプリントはできる(一目ではわからない問題があるのかもしれない)。

TinkercadからエクスポートしたOBJファイルを読み込めばエラーは発生しない。

STLファイルでエラーが出るのがTinkercadとFlashPrintのどちらに原因があるのかは調査していない。バージョン番号やパッド、ラッチ部分を除いた桝形部分だけでエラーが出る。角丸直方体の中央部分を穴の直方体で抜いた形状だけでエラーが出ることになる。